セット内容
価格
販売
アペロは、
・妖精たちのトレードを再現したカードゲームです。
・「チェンジ」により運とイタズラを楽しめます。
全員が手札から出したボトル(カード)を順番に取っていくゲームですが、取る前にチェンジを行うことで別のボトル(カード)に変化させることができます。
気に入らないボトル(カード)はチェンジで運試し。相手が欲しがりそうなボトル(カード)があったらチェンジでイタズラ。妖精たちのトレードは、現れては消えるキノコのように神出鬼没で自由気ままです。
Story
AIと話す
ChatGPTsを用意しちゃいました。妖精のアイちゃんがゲームのことを教えてくれたり得点計算をしてくれます。
だし、AIの会話には間違いも含まれるので注意。無料のサービス、あくまでもエンタメとして楽しんで!
ChatGPTs:ケトルハット+1「アペロ」
※アイちゃんの画像はChatGPT Plus版で生成しています。
※カードゲームにアイちゃんは含まれません。
カード
カード は全部で36枚。6色あり、色ごとに6枚です。
カード各色の数値内訳は以下のとおりです。
赤、橙、緑、青の数値
「1」「1」「2」「2」「2」「3」
紫、黒緑の数値
「-3」「-3」「-2」「-2」「-2」「-1」
各色の数値内訳はカード下部にも記載してあります。
プレイ(遊び方)
ルール説明書に書かれているクラシックトレードの遊び方を説明します。
◇◆ゲームの準備◆◇
最初にプレイするファーストプレイヤーを決め、全員に手札を6枚配ります。
◇◆プレイ◆◇
①出品
まずは出品です。ファーストプレイヤーから時計回りに、手札から場にカードを表面にして1枚出します。
②トレード
次は出品したカードを取ります。ファーストプレイヤーから時計回りに、以下のプレイをしてください。
ファーストプレイヤーは、強制チェンジ(後述)した後、場のカードを1枚取ります。2人目のプレイヤーは、任意チェンジ(後述)した後、場のカードを1枚取ります。3人目以降のプレイヤーは2人目と同様にプレイします。
※取得したカードは、手札とは別にしてください。
全員がカードを取り終えたら、ファーストプレイヤーを左隣の人に移して次の出品とトレードを行います。
◇◆ゲームの終了◆◇
手札がなくなるまでプレイしたらゲーム終了です。
チェンジ
トレード(ルールバリエーション)ごとに行われるチェンジのやり方が異なります。ここでは、色々なチェンジのやり方について紹介します。
強制チェンジ
場のカードを全て裏面にしてシャッフルしてから1枚選んで捨てます。山札を1枚引いて場に加え、場のカードを全て表面に戻します。強制チェンジは必ず行います。
任意チェンジ
表面の場のカードを1枚選んで捨て、山札を1枚引いて(表面にして)場に加えます。任意チェンジは行わなくてもかまいません。
自由チェンジ
自分の手番でも相手の手番でも、好きな時にチェンジができます。自由チェンジを宣言した人が、表面の場のカードを1枚選んで捨て、山札を1枚引いて(表面にして)場に加えます。自由チェンジは行わなくてもかまいません。自由チェンジでは、1人のプレイヤーの手番中に2回以上チェンジが発生することもあります。
※自由チェンジはルール説明書にない追加ルールになります。
得点計算
アペロは運要素が高めのゲームですが、戦略性もあります。ゲーム性にこだわるみなさんのため、得点計算の話もするとしましょう。
入手したカードの数値を合計した値が得点となります。ただし、同色のカードは足し算と掛け算を好きな順番で自由に行えます。
例)赤色1, 2, 2,紫色-1, -2, -3のカードの得点は
赤色カードの合計:(1+2) ×2 = 6点
紫色カードの合計:(-1 -2) ×-3 = 9点
各色の点を合計して 6+9 = 15点
と計算できます。
得点が1番高い人が勝ちです。同点の人は同順位です。
同色のカードを集めれば得点がアップし、マイナスのカードを掛け算してプラスに変えることができます。相手がほしいカードを取らせないように自分がほしくないカードを取ったり、チェンジしてイタズラする必要が出てきます。アペロは、ただの運ゲーではなく、運で勝ったり戦略で勝ったりするシーソーゲームなのです。
得点はアイちゃんに頼んで計算してもらうこともできます。上手く計算できるのは手札が6枚のときだけですけどね。
ChatGPTs:ケトルハット+1「アペロ」
トレードの種類(様々なルール)
妖精の世界には色々なトレードの方法があります。トレードの方法によって行われるチェンジのやり方が変わります。
クラシックトレード
ファーストプレイヤーは強制チェンジを、2人目以降のプレイヤーは任意チェンジを行います。
昔から伝わる伝統的なトレードで、ファーストプレイヤーが有利にならないように考案されました。若い妖精の中には強制チェンジのテンポの悪さと息苦しさを嫌うものもいます。
イージートレード
全員が任意チェンジを行います。
良くも悪くもファーストプレイヤーが好きなカードを取れてしまう、最初期に生まれたトレードです。子供が参加しやすいトレードでもあります。
ネオクラシックトレード
全員が強制チェンジを行います。
意外性が増し、スリリングなトレードです。ただし、テンポが悪くなります。全員がひたすらに運を試すことになる過激なトレードですが、このトレードを好むのは、なぜだか堅物妖精ばかりです。
モダントレード
全員が自由チェンジをします。自由チェンジは自分の手番でも相手の手番でも行えます。ただし、1プレイヤーは1トレード(1枚手札を出す度)に1回しか自由チェンジを行えません。自由チェンジの回数を次回に持ち越すこともできません。
自由闊達でスピーディーで賑やかという、実に現代的なトレードです。相手の手番でもチェンジを要求できる節操のなさや、チェンジしたかどうかを忘れがちでチップを用意したくなる点を疎んじる年配の妖精もいます。
スーパーモダントレード
モダントレード同様に全員が自由チェンジできますが、自由チェンジできる回数が違います。各プレイヤーはゲーム全体を通して自由チェンジを6回できます。回数が残っているなら、何回でも自由チェンジが行えます。
気まぐれな妖精の中でも特に前衛的とされるトレードです。自由チェンジの回数を記憶する必要があるので、チップを用意した方がいいでしょう。
※モダントレード、スーパーモダントレードはルール説明書にない追加ルールになります。
アペロ+1
2セット使うと5~6人でも遊べるようになります。5人以上で遊ぶ時も手札は6枚で遊ぶのが基本です。とはいえ、手札の枚数を変えれば 7人以上でも遊べます。少人数でも手札を増やしてじっくり遊ぶこともできます。詳細は「もっとデザイナーナーズノート」を読んでください。
ちなみに、1セットでも5人で遊ぶことは一応可能です。ただし、山札のシャッフル頻度が増えてしまいます。
デザイナーズノート
色々なトレード(ルールバリエーション)があって、最初はどのトレードで遊ぶか迷うかもしれません。
迷ったら、最初はクラシックレードで遊んでみてください。戦略的でクラシックなカードゲームが楽しめます。ゲームデザイン的には一番しっかりしていると思います。古参ゲーマーであれば、懐かしいゲーム性だと感じるんじゃあないでしょうか。少なくとも、作った自分は古き良きゲームを思い出しながらプレイに浸れます。
いやいや、古臭くて変化が少ない! もっと刺激を、もっと自由に! 現代的なスピード感で遊びたい! そういう人はモダントレードで遊んでみてください。モダントレードの自由チェンジは、アペロの特徴であるチェンジをより良く堪能できるルールだと思います。自由チェンジの節操なさに顔をしかめるかもしれませんが、それはそれ。少なくとも、作った自分はイマドキって感じがするルールです。
さらによりエキサイティングなトレードを楽しみたい人はスーパーモダントレードで遊んでみてください。大量のチェンジが飛び交ってカオスになるかもしれんけれど。
お子さんと遊ぶ時はイージートレードを選ばれてはどうでしょう。ファーストプレイヤーは自分が出した手札を必ず取れるので、小さなお子さんでも遊びやすいです。大人は物足りないと感じる人が多いと思いますけれどね。もし、お子さんが安易なトレードだとディスるような賢しい子だったら、別のトレードで遊べばいいだけです。
ネオクラシックはどうだって? オススメしなくても、やる人はやるでしょう? 人には、運に身をゆだねてただただ遊びたいときだって、あるんでしょうから。
デザイナーズノート+1
ゲーム性にこだわる上級者のお兄さんとお姉さん向けに、もう少し細かい話をします。
アペロは手札6枚でのプレイを基本としていますが、ゲームバランス的には手札をプレイ人数の倍数にするのが好ましいです。理由はカードを取る順番が早いか遅いかで有利不利が少し出るため、ファーストプレイヤーとなる回数を全員平等にした方が良いからです。なので、ルールに記載してある4人プレイで手札6枚というのは、ゲームバランス的には理想的な手札枚数ではありません。ゲームを遊びやすくするために手札を6枚としていますが、4人プレイで理想的なゲームバランスを求めるなら手札は8枚です。ただし、山札が4枚になるので、いつも山札をシャッフルすることになります。面倒ですよね。
ガッツリ遊びたい人は、「プレイ人数の倍数」を念頭に手札の枚数を変えてみてください。ものによっては2セット必要ですが、こんな感じです。
2人 手札8, 10, 12枚
3人 手札9, 12枚
4人 手札8, 12枚
5人 手札10枚
手札が増えるとプレイ時間が長くなり、得点計算も大変になっていきますが、ゲーム好きなお兄さん、お姉さんなら、へっちゃらでしょう。ただし、スーパーモダントレードは要注意でしょうかね。手札の数に合わせて自由チェンジの回数を調整した方がいいでしょうけれど、チェンジの回数が増えて大変になると思います。カオス感が出てきて、プレイが荒れそうです。ご自分のプレイスタイルに合わせて手札の枚数やルールを調整して遊んでみてください。
ちなみに……ChatGPTsのアイちゃんは手札が6枚の得点計算しかできません。会話型の生成AIに正確な得点計算をさせるのは少し手間なのです。頑張ってプロンプトの指示を書くとか、独自の計算ライブラリを用意するとかすれば複雑な得点計算もできるかもしれませんが、そこまで腰を据えて作ってはいないんですよね。そこまでやるよりは別のゲームを作りたいような、ないような。AI作るのも、面白いんですけどね。
クレジット
ゲームデザイン
Toka (トーカ)
アートワーク
福井和也
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